不屈の闘志を持つブロッキング TE。
2018 年のドラフトでブロッキング TE としてトップ評価を受けていた男。大学 2 年までは DL をやっていたが、パスキャッチして遊んでいるのを見て監督が TE にコンバートしてみたところ鬼のランブロック力を持つ TE として大当たりしたので監督 GJ すぎる。
デビューしてみれば意外とキャッチ力も安定しているので、「これは SEA 伝統の下位指名からのブレイクや!ええの獲ったわ!」と希望を抱かせつつ 1 年目は膝蓋腱、2 年目はアキレス腱をブレイクして光の速さでシーズンエンドしていった悲劇の男。
3 年目の昨季はアキレス腱の様子を見ながら大ベテラン・オルセン先輩の補佐を粛々とこなしていたが、二度の大怪我からカムバックした不屈の闘志がチームメイトから非常に好かれているようで、NYJ 戦で復活の TD を決めたときには 35 歳のベテラン LT・ブラウン先輩が駆け寄ってきてボールをスパイクして祝福した。さらに WR・ロケットがそのボールを回収して本人に渡そうとまでした。リハビリ中にはパスブロックの技術、特に手の使い方を黙々と学んでいたようでチームメイトは「分かっていた」らしい。
現地メディアでは「レシービング TE のようにパスプレーの主役になるタイプではないが、ブロッキング TE としての貢献に加えて 2nd down Long でタイミングパスを通して確実に距離を稼ぎたいときのターゲットには使える」と評価されている。(オルセンより総合的に優秀とも書かれているが、OC がランとロングパスしか分からない大先生だったので宝の持ち腐れになっただけだと思う)。
まとめると Nick Vannett を多少強化した上位互換モデルという感じだが、大型契約するほどの選手か?というのはあるので去就には注目。
193cm/120kg
4 年目(2018 年 4 巡)
Rec 251 yard (AVG 10.5)
2TD
Ctch% 82.8%, Drop% 3.4%
ウィル・ディスリーこれまでの経歴
WR 扱いしてほしいらしいレシービング TE 様のブロックが下手すぎたのがトラウマとなり、堅実な TE を求めて 4 巡指名。なお公式ではランブロック以外の評価が低く 6 巡予想。05
キャンプでラッセルからの信頼を獲得し、開幕戦で(TE カバーに課題があったらしい)DEN 相手に 105 ヤードレシーブの大爆発。新たなスター誕生を予感させつつその数週間後に自称 WR のあの先輩と同じ怪我をしてしまいシーズンエンド。呪いか?09
不屈の闘志で復活し、TE がスカスカのデプス事情もあって即レギュラーに返り咲き、開幕からコンスタントにレシービングヤードを稼ぐ。09
開幕から 6 試合で 262 ヤード、4TD を稼ぐなど好調を維持していたところでアキレス腱を断裂し、無念のシーズンエンド。10
不屈の闘志で復活し、開幕戦に間に合わせてシーズンフル出場(先発 12 試合)を果たす。09